マウスピースの製作
今日は、マウスピースの製作に挑戦しました。テナーサックス用です。ジュラコン樹脂の31φの白い丸棒を旋盤で削り、更にフライス盤で内部の溝を掘りました。難しいのは旋盤加工でマウスピースが先細りの形状になっているのでフライス盤にワークを固定するのが非常に困難になったことです。フライス加工を先に行うと今度は旋盤でぶれてしまって加工ができません。どうしてもフライス加工が後になります。結局把持用の万力に木の板を入れて締めることで板が圧縮されてワークが並行でなくても何とか把持ができました。試し吹きを
してみると全ての音階の音で吹奏が出来ましたが、、、上のソやミの音が裏返ってしまい、アンブシャーの調整が非常に難しい状態でした。カーブを変えたり穴径や溝の深さなどを調整しましたが満足な結果にはなりません。マウスピースというものがちょっとした違いで音に大きく影響するのでメーカー製に色々の種類があることの意味や価格が高いことなどの理由が良く解りました。今後マウスピースを購入する場合のノウハウが勉強できて大変有意義な製作でした。
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コメント
マウスピース製作、驚きました!
中のひらきによって、息の入っていく感じや
音色がすごく変わりますよね。
雑誌などでいろいろ調べてみようと思います。
投稿: as | 2011年12月26日 (月) 01時09分